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開炉のお茶事  日本文化を知る喜び

重陽のお茶事に続き永井先生のお茶事にお招き頂き、
今回は敬愛するF夫人とともに参加させていただきました。

何を思ったのか約束の時間の一時間も前にお迎えに行ったのですが、
F夫人はにこやかに車に乗ってくださいました。
時間調整のため一時間も車のなかでお話したのですが、
「久しぶりにゆっくりお話できて良かったわ」と言ってくださいました。
もう20年近くのお付き合いですが
すべてにおいて範を示してくださる良き先輩です。

永井先生のお茶事は口切にふさわしく
入り口には敷き松葉をし、床には茶壷が飾られ
茶家の正月にふさわしい室礼でした。
私は不勉強で使われているお道具の意味がわからないのですが
お茶事というものがテーブル・セッティングと相通じるものがあり
そこには日本人の感性でしかできないより繊細な空間演出があると思います。

永井百合子先生はおしふくの先生です。
根津美術館はじめ名品のおしふくを作られる方です。
長い年月、すばらしい名品の数々を見られて培われた美意識の世界を
お茶事で見事に表現されています。
ハイ・レベルです。!!!
先生に日本人であることを覚醒させていただいているように感じます。

先生が降り注いでくださる美の世界を少しでも咀嚼できますよう努力したいです。
また勉強がはじまります。


良き師、良き人生の先輩方と出会える幸せなひと時に感謝です!
by c-nest2007 | 2010-11-10 23:00 | 日本に生まれて
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